1.アミロイドベータ(Aβ)プロトフィブリルは神毒性が強い
2.抗アミロイドβ抗体薬(レケンビ)は神経細胞のアミロイドβプロトフィブリルに結合し、その働きと凝集を抑制する
3.運動動誘発性ホルモンがアルツハイマー病の抑制に有望か

  運動により骨格筋から分泌されるイリシン(irisinが、アルツハイマー病の特徴であるアミロイドβの蓄積を減少させる可能性がある。
  インテグリンという受容体を介したイリシンのアストロサイトへの結合が引き金となって、アストロサイトからのネプリライシンの分泌量が増えることが確認された。
  その結果、脳のグリア細胞であるアストロサイトから分泌されるアミロイドβ分解酵素のネプリライシンのレベルと活性化が上昇し、これによりアミロイドβレベルが著しく低下することが明らかになった。