ホーム>家庭医学「これだけは知っておこう、病院に行く前に」 幼児、小児が下痢をした時 主な原因は急性胃腸炎ですが、薬の効果を期待するよりも食事療法にて胃腸機能の回復をはかる方が大切です。 胃腸炎の発生時には、特に手洗いを厳重に行いましょう。 【下痢の危険兆候】 1)6時間以上の持続的な腹痛がある場合、2)12時間以上にわたり嘔吐の繰り返し、3)水分を取るのを拒む場合、4)眼球の陥没、5)皮膚の乾燥、6)眠そうな様子で、反応が鈍い場合、7)6時間以上に排尿が見られない場合 【胃腸炎の家庭療法】 ・下痢による左記のような脱水症状がない場合には、家庭で水分の補給に気を付け、食べ物を時間をかけて(5日程度)徐々に元に戻すように看病して下さい。 ・1日目は、電解質入り飲み物、りんごジュースによる水分の補給に努め、胃腸を休める。 ・1週間までは乳製品(ミルク、ヨーグルト、チーズ)を与えるのを避ける。 ・嘔吐をしている時は、水分を少しずつ頻回に与えるようにする。 ・年長者でシクシク痛む下痢であれば、温熱パッドを腹部に当てるのもよい。 ・手洗いを厳重に行い、使い捨ての紙タオルを使用する |
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