河村循環器病クリニックでは、トレッドミル1台と自転車エルゴメータ3台を設置しています。 従来、運動負荷試験は虚血性心疾患に使われ、判定陽性にて冠動脈の器質性狭窄を診断していました。 最近、急性冠症候群という新しい概念が提唱されました。 運動負荷にて陽性所見のない、経度の冠動脈狭窄でも狭窄部のプラーク(脂質プール)の被膜が破れて起こる冠動脈内血栓が心筋梗塞、心臓突然死の原因と言われています。 生活習慣病の危険因子を持っている人には、運動時に血圧が上がらない程度の有酸素運動が求められます。 |
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運動負荷試験での診断 ● 虚血性心疾患(特に労作時狭心症)の有無 ● 運動時高血圧の確認 ・スポーツ(有酸素運動)の運動強度の指標 ・マラソンランナーの安全確認 ・日常生活の活動範囲内における降圧薬の降圧効果の判定 ・降圧薬の中止の判断基準 ● 不整脈の非薬物療法の判断基準 ・運動時の不整脈の消失 ・運動時の不整脈の出現(運動制限あるいは抗不整脈薬の変更) ● 運動トレーニングの効果判定 ・血圧および心電図モニター下における監視下運動トレーニング指導 ・一定の運動強度における血圧の推移によるトレーニング効果判定 ・一定の血圧上限までの運動強度の推移によるトレーニング効果判定 |