ホーム>
人生100歳を全うするための65歳からの
サルコペニア・認知症予防対策


  100歳以上(センテナリアン)の健康長寿を達成するには、時速2.8Km以上の脊椎ストレッチウォーキングを中心にすえた健康づくりが必須条件である。
  筋肉と骨を鍛えることが、サルコペニア・認知症予防となる。
長寿の道は、「自立自尊」


  健康長寿とは、介護を必要としない生活ができることです。寿の道は、「自立自尊」とは、いかに歳を取ろうが、自立とは2本足で歩け、自尊とは自分の行きたい所に他人の助けなして自由に行ける自由度を意味します。
  サルコペニア(筋肉減少症)、認知症は後戻りできない進行性の病態です。サルコペニア、認知症に陥る前段階のフレイル、MCI(軽度認知症)を警告と認識し、早急な対策を積極的に取り組まなければなりません。
  フレイルは筋肉の問題、MCIは脳細胞の問題ですが、意外な共通点があります。それは、時速2.8Km以上のスピードで歩行ができるかにて判断できるからです。時速2.8Km以上で歩くには、下肢筋力と脳内神経ネットワークが維持されていなければなりません。
  筋肉から分泌されるマイオカイン(カテプシンB)は、認知症の原因となる海馬の細胞の萎縮を防ぎ、細胞を増殖します。
  運動により骨格筋から分泌されるイリシン(irisinがアルツハイマー病の特徴であるアミロイドβの蓄積を減少させる可能性ある。脳のグリア細胞であるアストロサイトから分泌されるアミロイドβ分解酵素のネプリライシンのレベルと活性化が上昇し、これによりアミロイドβレベルが著しく低下することが明らかになった。ネプリライシン(neprilysin)は、亜鉛依存的メタロプロテアーゼ(蛋白分解酵素)で、アミロイドβを分解する。
  脊椎ストレッチウォーキングは、骨を作る骨芽細胞を刺激し、オステオカルシンを分泌します。オステオカルシンはカテプシンBと同様に海馬の細胞を増殖する作用があります。
  脊椎ストレッチウォーキングは、サルコペニアと認知症の単純明快な予防対策となります。


Top

Copyright (C) 2023 Tsuyoshi Kawamura, M.D