安静時の臓器別エネルギー消費量 |
1.体温は各臓器のエネルギー消費による発熱量によって決定される。 |
安静時の臓器別エネルギー消費量を見ると、生命活動に必要な臓器のエネルギー量は個人差なくほぼ一定で、個人個人の筋肉量の差がエネルギー消費の差になる。 年齢と共に体温が低下することは、筋肉量の減少を意味しており、日常生活における活動量の減少とあいまってエネルギー消費の減少による発熱量の減少につながる。 病的な低体温は、甲状腺機能低下があり、低体温で悩んでいる人に対しては、まず血液検査にて甲状腺機能低下の有無を確認し、正常であれば、積極的な筋肉トレーニングを推奨している。 |
心臓のエネルギー供給源 |
2.ブドウ糖は乳酸に変換され、エネルギーとして使用される。 |
ブドウ糖は、高血糖状態では糖毒性があり、速やかに血糖を下げる機構が備わっている。 心臓へのエネルギー供給源を見ると、食直後の安静時ではブドウ糖以外に乳酸がエネルギー源になっており、食後2,3時間経過した安静時では、これらに遊離脂肪酸がエネルギー源として加わっている。 運動時においては、乳酸主体のエネルギー源となっている。 12時間絶食後の空腹時では、遊離脂肪酸がエネルギー源になっている。 遊離脂肪酸は、脂肪毒性があり、不整脈の原因となっている。 マラソン、登山のような長時間継続する運動では、心臓突然死の危険性が高まる。 |
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